exhibition infomation
芝章文展 -MAO-
MA0-D-4560110 2001年制作 水彩紙にアクリル 300×300mm
3月6日(土)〜28日(日)水曜のみ休廊
11:00〜7:00
6日はオープニングパーティです。ぜひいらしてください。
ギャラリーあ〜とじょいばるば
〒170-0004 東京都豊島区北大塚2-3-12-302
TEL. 03-5961-6301 FAX. 03-5961-6302
Mailto : info@e-artjoy.com
詳しくはサイトで・・・
http://www.e-artjoy.com/index.html
地図です。
http://www.e-artjoy.com/about_us/map.html
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■芝 章文 AKIFUMI SHIBA Mailto :
shobun@tokyo.email.ne.jp
■URL
http://www.ne.jp/asahi/shobun/shiba/
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■コメント
絵画『MAO』について
1989年より始まったシリーズ、タイトル『MAO』は「真の魚」と書いて空海の幼い頃の名前である。空海は幼少の頃より「一を聞けば十を悟る」のことわざのように目から鼻にぬけるような閃きを示す才能をもち、周辺の人々に「貴物」(とうともの)と呼ばれていたという。絵画『MAO』は、絵が未成熟な人間のアウラのようなものとして、大きく成長してほしいという願いをこめて名付けられた。
MAOシリーズはそれまで描いていた(自然の異形シリーズ)など、装飾性をおびた絵画を一旦解体し、描き手自身の内面へと向かいはじめた。ガンツフェルト(等質視野)と呼ばれる輪郭を持たない茫漠とした視野は、画面のあちら側ともこちら側ともつかない位置に不安定な浮遊感を表出し、つかみどころのない内視的空間を幻視させる。揺蕩う楕円形のイメ−ジは、雲や霞みを彷佛とさせ、ゆっくりと「気」が増殖していくように収縮・膨張を繰返す。
見る人自身が包み込まれるような感覚におそわれたり、また見る人自身の心情が逆に写し返されるような鏡の絵画として立ち現れてくれればと考えている。つねに揺れ動いているような渾沌とした絵画を描きたいと思っている。
芝 章文
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