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2003年7月27日(日)新川区民館

ワークショップについての報告etc


ワークショップについての報告

*7月23日、以下の内容で第一回目のワークショップ・プロジェクトが行われました。

「ワークショップ・プロジェクト」
トミー画廊代表、冨樫明子氏の協力をもとに、「医療法人社団 湖聖会 銀座医院」主催でMASC企画によるワークショップが始動。

第一回企画『銀座医院ワークショップ・プロジェクトVol.1』
制作・企画/日本橋トミー画廊・MASCワークショップシステム
主催/医療法人社団 湖聖会 銀座医院
講師/芝 章文・村井俊二
スタッフ/井口奈穂・三木美帆子・渡辺敏子・酒井香奈
日時/7月23日(水)9時〜16時
場所/医療法人社団 湖聖会 銀座医院内施設
対象/一般
参加人数/17名

講師以外にスタッフ4名程でワークショップをすすめる。(参加者への補助、ワークショップの記録等)

●プリント配付(朝日新聞掲載記事)
●報告&意見&感想
・『テーマ』は必要であるが決まり通りに進行するとは限らない。
・臨機応変に進行、対応する事が大事である。
・出来上がる作品よりもプロセスが大事である。
・考える(困る)プロセスを参加者に与えられる課題が必要。
・一度考えさせ(困らせ)何もない所から(手探りで)モノが作られていく喜びを自身で理解させる。
・今回、創造の原点を垣間見る事ができた。
・今後の発展性は充分あったといえる。


「越後妻有アートトリエンナーレ 2003」について報告会


○坂井眞里子氏
 ・第一の感想はどの作家も非常に気合いを入れて作品と取り組んでおり、地域に根差して大変良く頑張っているという印象でした。
 ・アーティストを地域則ち普通に生活している人々が一生懸命に協力しようしている姿に感動しました。もちろん地域でも半分の人はただ眺めているだけらしいですが、それも当然でしょう。
 ・過疎の地だけに自然がそのまま残されている山深い地に、普通の人が訪ねる機会はほとんどないのに、それが出来て、自然の美しさや、かつてあった日本の田んぼの匂いなどを感じる事ができ、楽しい時を過ごしました。アートの多様性・可能性を感じて大変嬉しく思えました。
 ・平面の作家は増々絶滅人種となっていきそうな予感です。
 ・面白かった作品
●十日町の古い織物工場を全館使った、それぞれの作品。
 ex:袴田京太郎、中川幸夫など
●マリーナ・アブラモヴィッチの「夢の家」
 古い廃屋をお金をかけて、一つの作品とした。米を床に(四角に)敷き詰めてあったのにはギョッとした。日本人は決してしない事に唖然とする。作者は米の上を自由に歩かせたいと言ったらしいが、さすがに村人に大反対されたらしい。
●ジェームズ・タレルの光の館
 人々が宿泊できる設備の整った立派な家。屋根が開閉できて、空と対話できるのは楽しい。光の変化を楽しむ。家の周りの自然がかつての思い出につながってよかった。
●ホワイトプロジェクト
 8000枚もの白い布が光に反射して美しい。
●彦坂尚嘉
 廃屋の外壁に絵が描いてあったのが大変よかった。

○彦坂氏の作品制作に実際に加わった崩氏による、現地報告・彦坂作品解説。


勉強会


○椹木野衣氏「東京」1-2を読む
○今までの「廃墟の美学」をテキストとしてきた勉強会を振り返り、今後の講演会の内容・質問等も踏まえ、意見交換。
○形式主義的にに現在・過去・未来を検証していく。

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